2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

何か今日の日記感情出すぎ 反省。

働く女性の視点から攻殻機動隊の感想を書こうかなぁと思ってる。 一部オタク方面で押井守がOLにわかってたまるか!って反発があるみたいだけど、私はオタクが抱える問題もOL*1が抱える問題も根底は同じだと思う。 ただそれをすぐ言葉にすると、うさん臭…

今グロテスク読んでます。3章まで読んだんですけど主人公の一人称が面白い 、もう文章読んでるだけでこいつヤな奴だなぁって伝わってくる。 常に自分は客観的な位置に立てて感情的本能的に動く奴をバカにするような。 今までの桐野さんが描く主人公の女性っ…

いわゆる80年代ブームってのがあるらしくて、その参照作品としてよく 岡崎京子さんの「東京ガールズブラボー」が引き合いに出されるけど、あれを岡崎さんが書いたのは90年代初頭で、別冊宝島に代表されるような80年代批判に対するカウンター*1で、当時あえて…

パラサイト

日曜洋画劇場でやってたので斜めに見てたんですけど アメリカのハイスクールカルチャーの暗黒面をえぐる前半が面白かった。 どこも同じだなぁ。表向き、スポーツ選手とチアリーダーが表のスターでチヤホヤされて*1、そこからこぼれたガリ勉やオタクやゴスが…

リアルワールド 桐野夏生

表紙のヘンリー・ダーガのイラストと帯の 「ねぇとりかえしのつかないことってあるんだよ」 「これがわたしたちの戦争」 後ろの帯の 例えば、わたしたちは子供の時から、家庭教師はいかがですかという電話や、 無料進学相談を騙った塾からの勧誘に晒されてき…

 柔らかな頬 桐野夏生

桐野さんの直木賞受賞作、内容は実の子供が突然神隠しにあったように失踪してしまったことがきっかけでいろいろなものが壊れて失われていき、最後に少しだけ落ち着く話とでもいえばいいのでしょうか?主人公はカスミという女性、作中では彼女の人生がこれで…

綿やんの「蹴りたい背中」本屋で探したんですけど売り切れで当分入らないみたいでした。 「インストール」は古本屋で買って読んだんですけど、あんま印象に残ってないんですよね、よくも悪くも自意識が普通だなぁって思ったのと「濡れた」の文字に爆笑したの…

桃井かおりさんが司会をする夢音楽館にゲストで太田裕美さんが出てて思わず録画してしまいました。 私、「木綿のハンカチーフ」が大好きなんですよね。 うまくいえないんですけど太田裕美さんが出てると必ずチェックしてしまいます。いわゆる筒美京平、松本…

  桐野夏生「村野ミロ」シリーズ雑感

参照作品 「顔に降りかかる雨」 「天使に見捨てられた夜」 「ローズガーデン」 ここ数日、桐野夏生さんの小説を立て続けに読んでいるのだが、この人は何も信じてないんだなぁと改めて思う。 でもこの人の書く主人公は強い。 何も信じてないから強いのか、そ…

えぇとまず先に書いときますがこの文章、形になってません。メモとおもってください。id:kurosawa31 さんの所で引用してもらった「僕と俺」に関するくだりなんですけど、本当は成馬01さんの所http://narima01.hp.infoseek.co.jp/hyouronn/00nenndai/bibaotok…

以前紹介しました成馬01さんの所で展開している宮藤官九郎論 http://narima01.hp.infoseek.co.jp/hyouronn/00nenndai/bibaotokonokoboys.htmでテレビシリーズの対談 「木更津ボーイズブラボー」がやっとまとまりました。 多少ネタバレしてますが興味のある方…

桐野夏生 「ジオラマ」

こちらは短編集です。今日買って一気に読んでしまいました。 もしかしたら短編の方がこの人の冷たい描写力が生きてるのかなぁと思いました。逆に言うと長編における構成力はないのかも*1しれません。 特にはじめに載っているデットガールが素晴らしいです。 …

桐野夏生 「光源」

私は桐野さんの作品は「OUT」だけ読んでいて、文体の冷たさとOUTで言えば邦子のような、うまくいえないけど女むき出しの女*1をミもフタもなく描く人だなぁと言うものでした。 そのミもフタもない感じは多分この人が階層を意識しているからだと思う。 そし…

今後書こうと思ってる作品の感想桐野夏生「光源」 「グロテスク」を読むための助走岡崎京子「ヘルタースケルター」 「散らし」と「過剰適応」と「資本主義」と「忘却」の観点から小沢健二「刹那」タイトルの意味、時間、反語としての全肯定 あとは自分なりの…

ちょっと待って、神様 

まず作品紹介を 主演は宮崎あおい 泉ピン子 京本政樹 NHK総合で毎週月〜木 11時から15分間 金曜日深夜0時45分から1時間まとめて再放送されています。私は金曜日に見ました。 原作は大島弓子先生の「秋日子かく語りき」です突然の交通事故で死後に世界…

大島弓子雑感

あ はじまりそう あの発作 どうしてわたしはここにいるの? とか どうしてここに立っているの? とか 考え出したらとまらない 何で?何で?何で? どうして?どうして?どうして? わかんないわかんないわかんないわかんない 頭の中がクエスチョンマークにな…

白い巨塔

今再放送を見てるんですけど、こりゃ数字とるなぁと納得してます。 思うに今のドラマの二大鉱脈として組織を描くか恋愛を描くか? ってのがあると思うんですよ。 ある意味マンハッタンラブストーリー(以下マンラブ)との対決は恋愛モノVS組織モノ なんで…

 加護亜依、辻希美さんが夏に「モー娘。」卒業

らしいです。 単純に思うのはミニモニでいいじゃん?何で二人いっしょ? ってことです。 何か部活でもこういうことってあるよなぁとか思いました。

残酷な神が支配する①〜⑰ 萩尾望都

マンガ喫茶で一気読みしました。だからキャラ名とかは覚えてません。 あとネタバレしますので嫌な方は読み飛ばしてください。 内容は、主人公の男の子が母親と再婚した義理の父親に愛されてむりやり関係をもたされた後、このことを母親にバラされたくなけれ…

少女漫画とナルシズムと客観性

# id:TRiCKFiSH『遅レスですが。『高校教師』は、「タブーを描いた」とよく(大人は)評していたけれど、それはつまりそのころに「タブーがあった」ということで、あれはある意味「少女幻想」の最後期の花火だったんだと感じています。そしてこのドラマの放…

サウンドトラック 古川日出男

2009年のヒートアイランド現象により熱帯化した東京で繰り広げられるトウタとヒツジコとレニの物語とでも言えばよいのでしょうか? 物語はトウタとヒツジコの幼少期から追いかけていくんですけど、個人的には中盤のヒツジコが踊りに目覚めて仲間が増えて…

あけましておめでとうございます。

今年は以前にも書いたように少女漫画やフェミニズム関連のお勉強をしようと思ってます。それにともなって日記名も変えようかなぁと目下考え中です。 昨日はまぁダラダラと紅白を見たり見なかったりで、布施明の「君は薔薇より美しい」が素晴らしかったです。