白い巨塔

今再放送を見てるんですけど、こりゃ数字とるなぁと納得してます。
思うに今のドラマの二大鉱脈として組織を描くか恋愛を描くか?
ってのがあると思うんですよ。
ある意味マンハッタンラブストーリー(以下マンラブ)との対決は恋愛モノVS組織モノ
なんですけど、マンラブの描く恋愛はいわゆるOLの夢からは遠すぎた(笑)
だから数字はとれなかったってこと*1なんですけど。

あと思うのはサラリーマン社会=組織で生きるということを描くための舞台として選ばれるのが会社でなくて国立病院とか警察官僚*2とかいわゆる超エリートの世界が選ばれてることなんですけど、これって当の会社社会自体がいわゆる権力闘争の場としての純粋階級社会として機能してないってことなんですよね。それはショムニがシリーズを重ねるごとに庶務二課を潰そうとする会社に対してどう振舞うかの話から外資の乗っ取りにどう立ち向かうか?しかもその会社を守る役割にショムニのメンバーが担ぎだされてしまう、という方向*3に行ってしまったことからもわかるんですけど。
だからある意味そういう縦社会が強固に残ってるものを視聴者が求めてるってことなんですよね。少なくともそこではどう振舞うかは2択*4なわけだし。
まぁこの話自体はどうなるかわからないですけど。
でも、このジャンルは不滅なんだろうなぁと思います。人の世から組織がなくならない限り*5

http://a.hatena.ne.jp/narko/simple

*1:まぁ理由は他にも多々あるんですけど

*2:もちろん「踊る大捜査線」のことです。

*3:見てないけど「踊る2」も似た方向に行ったみたいですね。所轄と本店の対立のはずが両者が手を組んでこそ治安を守れるみたいな、この流れってもしかして9・11以降ってことなんですかね?

*4:権力闘争に乗るか降りるか

*5:多分シェイクスピアの王宮モノってのもそういう役割だったんではないですかねぇ