言葉

 欲望史観 (斉藤美奈子著 モダンガール論から)

いわゆる近代史・女性史の本には、いろいろな立場がある。 たとえば「婦人解放運動の力で女はこんな進歩したのです」と胸を張る「進歩史観」に立つもの。こういう本は感動的だ。でも思う。女の人ってそんなに立派だったのかなぁ。 あるいは「性差別的な体制…

語りたい欲望について

女オタクは何故語られないか?について id:hizzzさんのネタのタネ内で語られていて読み応えあるんだけど →http://d.hatena.ne.jp/hizzz/20040329私はあんま男オタクと女オタクの違いで考えたくないなぁ例えば男オタクのコともエヴァブームの時、何人か話した…

俺と僕における異性に対するアプローチの違い

あと私がよく使う「俺」対「僕」の分類でいうと押井さんは明らかに俺系ですよね。身も蓋もない言い方をするなら 俺系の男の子が本質のトコで抱えてる「女なんていらねぇよ」って声が嫌ってほど聞こえてくる。 これがビューティフルドリーマーとかパトレイバ…

イノセンスは孤独を描けたのか?

何だかんだいってイノセンスについて3回目で はてな内の感想もいろいろ見てるんですけど、多分 東浩紀さん言うトコのおたくの「動物化」の問題なのかなぁ?私は作家さんについて考える時「孤独感」について どういうアプローチをとるかでだいたい評価が決ま…

1995年の原っぱ

まずこちらを参照していただきたいんですけど http://d.hatena.ne.jp/gyodaikt/20040219 http://d.hatena.ne.jp/kurosawa31/20040220#p1 こちらの市民運動の話題でゴーマニズム宣言脱正義論の話題が出てますけど。 当時私は19歳で東京に住んでまして、正直、…

原っぱを渇望する私

尾崎豊については、リアルタイムとそれ以降では、需要の在り方が全く違いま すね。もっと言えば、岡村ちゃんと尾崎と吉川晃司が仲良しっていうのがはらっぱなんだよね(はらっぱから個室に行っちゃった連中が、そっちの文脈だけで岡村ちゃんを囲っちゃおうと…

ダサさ

先日の「蹴りたい背中」でもそうなんですけど、今私の中でいい表現をする人は戦略としてダサさを保とうとしているような気がします。 木更津キャッツアイ風にいうとそれは「普通」で、普通であること、自意識過剰にならないこと、良くいえば身の丈にあった表…

原っぱの論理

2月8日のコメント欄でaristocatさんが「おじゃましてます」と書いてくれた時、何だか新鮮な気分になったんですよ。 家に帰ったら友達が部屋でゲームしてたみたいな、ついでに料理も作ってくれててみたいな(笑) はてなダイアリーとは何か?みたいな難しいこ…

テクノ

「1980」のラストYMOのライディーンがかかるし、映画を撮ってるシーンではテクノポリス*1がかかるけど、見てるときはふ〜んって思ったけど、やっぱあの時代を描くならYMOよねぇ〜と今は思って、昔買ったベスト盤を探してます。 もともと電気グルー…

連続性

映画「1980」では三姉妹が出てくるけど、長女のカナエは70年代に青春を送ってて吉田拓郎のファン、旦那との思い出の曲は「結婚しようよ」 冒頭、彼女はテクノカットの少年、衣笠にテクノに対して違和感を語ってる。 岡崎さんの東京ガールズブラボーの主人公…

[言葉]という項目を作ろうかなぁと思う。例えば「セカイ系」とか「終わりなき日常」とか「入れ替え可能、不可能」とか「オタク」とか私はつい簡単に使ってしまうけど、私がもってる知識を読んでる方が必ずしも共有しているわけではない。だからつい頻繁に使…