DEATH NOTE1〜3 作画・小畑健 原作・大場つぐみ

デスノートについて書きたいけど、まだ未整理なのでメモ

少年漫画の最先端?遠くに来たなぁと感じる。
面白いけど、なんか超えちゃいけない一線を越えた感じ。
FBIの夫婦を殺したあたりからそれを強く感じる。
印象としてはバトルロワイアル以降という感じ。相手を信頼した人間が負ける。
JOJOやハンターハンターまではギリギリあった建前、つまり努力友情が不在。
頭がいい奴が勝つという純粋な知略戦。
善と悪の不在
つまり夜神月(ライト)とLおそらくLIGHT*1のL、つまり両方とも正義なのだ。
善も悪もなくて力が強い人間が正しいという世界。
善も悪もないなら俺が神になるという世界観。

でも逆に横山光輝的世界観の最新版って感じもしないでもない。
そして完全な知略戦の世界観にノイズとして入ってくるのが月のお父さんとバカ女のミサ。
そして死神のリューク
つまり家族と女と超常現象。

こういう話なのにあんまり不快感がないんだよなぁ。
そのあたりかえって罪深い(笑)

前回のアジカンの時も思ったけど、多分若い人のモラルとかに対するジャッジって相当厳しくなってるんじゃなかろうか?物事の縦構造に敏感というか。
それはヒカルの碁でも時々思ったんだけど。
弱い奴に厳しいんだよね最近の少年漫画って、そのあたりすごく気になる。

デスノートを前にすると自分が読んでた頃のドラゴンボールとか幽遊白書とかですら牧歌的に思えてしまう。
読んでないけど鋼の錬金術師とかNARUTOとかもそういう印象。

正直面白いけど好きか?と言われると迷う作品。
でも中途半端なトコでは終わってほしくないなと思う。

*1:正しいでなく光(修正)もしくは秩序LAWもあるのかも