一話ショック!私とお嬢様がパイロット?21:30

物語は父親が死ぬトコからはじまり
父の意思を告ぐため宇宙へ行くというナレーションから始まる。
その後のオープニングアニメの
酒井法子の歌と美樹本晴彦の美少女イラストのギャップに少し引く
私がガイナックスの世代の人の世界観でギャップを感じるのは宇宙へ行くってモチーフと戦争に対するこだわりだ。
例えばこの作品で出るようなメカや美少女へのこだわりは後のアニメにもあるんだけど、それとセットだった化学とスポ根(反語だなぁよく考えると)は遠くになりけりだ。

一話はまんまロボットアニメで「エースをねらえ!」たしか島本和彦の作品もアニメ化してるから、ああいうスポ根パロディをしつつオマージュというか、まぁそういう感じ。
よーく見るとこの学校でボケーってしてる感じって王立にもあったしエヴァにもあった。そう考えるとしっかり繋がってる。
王立では男子校的だとしたら、この作品は女子高ノリか?
この辺りに庵野監督と山賀監督の違いも見て取れる。
あとガイナックス作品では「まさに科学万能ですね」のたぐいの台詞がよくでる。

しっかしベタベタな展開「全滅娘」って台詞が素晴らしい。

それにしても時代があるからだろうけど絵が濃ゆい。トップ2は貞本さんだけど大丈夫だろうか?

ちょっと庵野監督のキャラ設定でズルイかなぁと思うのは泣いたり叫んだりといった感情を吐露する弱い部分は女の子に担当させてトップだとコーチとか軽薄だけど自分をしっかりもってるスミスみたいなクールな役割を男キャラが担当する。
まぁリアルに自分の中の男の子を描こうとするとシンジ君になるんだろうけど。

しっかし鉄下駄って・・・
ロボットはタイヤ引っ張ってるし腕立てするし。
もしかしたらガイナックスなりに梶原イズムというかスポ根を総括検証しようとしたのかも。でも庵野監督は根性信じてるね。多分。

ライバルの先輩と対決。顔がイッチャってる。
エヴァに通じるカット割が多いなぁロボットが吹き飛ぶシーンとか。

たしか帰ってきたウルトラマンだかレオだったと思うけど、あれが特訓するんですよね。ウルトラマンなのに、あの稲妻キックってのは確かその技、エヴァでもキックでたっけ。
パロディのふりして本気なんだろうなぁ。
今となってはその塩梅がよくわかんない。
個人的にはこの特訓編を10話くらいみたかった。どうにも展開が早すぎる。でもそれが後々効いてくるんだけど。