面白いは・・・

以前の日記で「面白いは正しい?」って付けたけど、一応今言えるのは、面白い=正しいとは言わない。

でも面白い*1は「力」になる。
もしかしたら軍事力や経済力と拮抗するくらいの力を持ってるかもしれない。町山さんの華氏911評を読んでそう思った、そういう気持ちにさせてくれた。
もっというとカウンターカルチャーや左翼の人は正しいに胡坐をかいてメッセージを伝える努力を怠ってきた。それが、今の弱体化の理由だ。
お金持ちや学歴のある人、スポーツマンあるいは美男美女が政治的影響力を持つなら「面白い」人が影響力をもって何が悪い。
テロや戦争よりもドキュメンタリーを作った方が政治的なメッセージが伝わるとみんなが思うなら少しはテロも減るかもしれない。
世の中自由競争社会だ*2
強い奴が生き残り、弱い奴は死んでいく。
私は多分善悪とか真偽で物事を考えるのを高校の時やめたんだと思う。
どっかで弱肉強食みたいな価値観が染み付いて離れない。
それを肯定しないけど認めざる負えないって気持ちはどこかにある
正しいから私たちの意見は伝わるみたいな甘ちゃんな左翼運動とはどうにも合わない
でも私たちは幸か不幸か人間だ。
競争する手段、武器は選べる。
それが自由ってことだと思う。
私は劣等生だったしお金もないし美男美女でもないので、「面白い」という武器が機能する社会の方が住みやすい。
「面白い」なら何とか勝負できるかも?って希望が少しくらいならもてる。そういうエゴイステックな利己的動機、立ち居地が私にとってマイケル・ムーアを今現在支持してる原因かなぁと思う。
そうでもなきゃ、わざわざ他人の国に興味なんかもたない。
多分私は日本人って意識よりもサブカル愛好家としての意識の方が強い。
だからサブカル国の住民として(笑)マイケル・ムーアの力が強まることはいいことだと思うから評価するんだと思う。

逆にいうとマイケル・ムーアのやり方すら機能しない社会は嫌だなぁと思う。

*1:一応書くけど面白いにも質はある。薄ぺらな、その場限りに面白さもあれば、教養が身につき、尚且つ楽しい面白さもある。

*2:下の日記で民主主義と資本主義をごっちゃにしてしまうと書いたけど、私が書きたかったのは、この言葉だと思う