秋吉久美子について考える。

チャンネルNECO秋吉久美子主演の「妹」を鑑賞中
登場人物の「顔に具体性がない」って言葉に納得。

秋吉久美子はいつも「なによぉ〜」って顔してるなぁと思う。
小泉すみれさんというドラマ評とか書く人がふくれっ面のプリンセスって言い方を芳本美代子さんについて書いてるけど、秋吉久美子はその元祖か?
こういう人は結構いる。今だと誰なんだろ?
ちょっと卓球少女愛ちゃんに似てるかも。
でも顔より動きなんだよなぁ。
テレンテレンしてるというか。
ベタな言い方すると猫っぽい。何かそういう生き物見てる感じがする。
この映画自体は途中から見たからなのか。
何か思わせぶり。
でも映像と音楽のリズムがいいから楽しく見れる。

でも、いわゆる今言の「妹」萌えって感じはないなぁ。
妄想加減は同じなんだけど。
まぁ映画ってのは他人の妄想を楽しむものだから。

これがコケテッシュって感じ?

媚びてるんだけど言うこと聞かない
甘えるんだけどわがまま。
ひねくれてるけど嘘つけない。
脱ぐけどエロくない
けど生々しい。
でも本人には自覚なし。
年上のお兄さん方が難しい話してるのを「何話してんだかわかんない」って退屈そうにしてる。
無自覚ながら元祖不思議ちゃん?
やっぱ猫かな。
最後はいつもいなくなる。

ちゃんと調べてないけど
赤ちょうちん、妹、*1バージンブルースって全部74年に撮られてて全部、監督は藤田敏八で脚本・内田栄一。短期間に同じ人と組んでやってたら、そうとう濃いつながりあるだろうなぁと思う。
もしかしてこの3人が1974年というものを体現してた何かがあったのかも
しれない。今となっては何がなんだかだけど。

こういう思わせぶりな話みてると邦画だなぁと思う。

はてなキーワードでホームページ発見
http://www.akiyoshikumiko.com/top.html
いやぁホンモノだぁ(笑)
あの3本がデビュー作だったんですね。
当時20歳。
今50歳かぁ
詩がすごかった。

*1:「妹」と「赤ちょうちん」はかぐや姫の歌がモチーフなのか?