私はあまり最近のミュージシャンに思いいれがないのですが、その理由はどうしても90年代前半約十年前に出てきた電気グルーヴスチャダラパーフリッパーズギターあとフィッシュマンズといった当時新しいことを始めたミュージシャンに愛着があるからなんですよ。
彼等はまず技術よりも音のセンス(まぁその内実は海外で流行ってる最先端の音楽や過去の音源を自分の音楽に持ってくるというものなんですけど)が重要で今までのロック的な様式に対する否定で、それがより既存の保守化したロックよりロックだったんですよ。*1あと外せないのは詩で、彼等の詩を今聞くとすごーく遠回りしてて言いたい事が言えないで同じとこグルグル回ってる感じと仲間と遊んでることしかできない感じが切なくなるんですよね。*2まぁ音楽を一生懸命聞くのって十代後半で、たまたまその時期に出会ったからってのはあるんだけど、一辺彼等が何を表現していて、それが今のミュージシャンとどう違うのか検証してみたいなぁとか思ってます。でも多分90年前半組の彼等の方が特殊なんだろうなぁとは思うけど。

*1:例えば革ジャン着るなら私服で出るよって感じの

*2:そのやり方は笑いに包んだりオシャレで包んだり様々だけど